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WEEKLY INSIDE STORY

第116号 能登空港複数便は試用期間?

70%搭乗でも明年は如何

2003年03月10日

この7月7日念願の能登空港が開港いたします。70%の搭乗率保証をして、ようやく2便目の確保ができました。

複数便は日帰りを可能にしますし、便数が多ければ多いほど利便性が増して、搭乗者が増えるのは当然で、県当局もほっとしているところです。

しかし、今回の複数便にはとりあえず1年という制約がついています。従ってこれからの1年で70%以上の搭乗者があったら必ず翌年からも大丈夫という保証はないのです。

時代の流れで規制緩和が礼賛されますが、民間航空会社の思いのままという現実の中では、地方空港は能登空港のみならず一様にこのような厳しさがついてまわります。

採算が最優先されるこの現状を見ますと、東京一極集中が更に加速しつつあるというのが日本の姿ではないでしょうか。

事実、3大都市圏という言い方がされますが、東京圏を除いて名古屋圏も大阪圏も社会動態(転入と転出の差)はもうマイナスになっているのです。