WEEKLY INSIDE STORY
第138号 知覧特攻平和会館一度行きませんか?
2003年10月20日
過日、縁があって鹿児島県南部にあります知覧特攻平和記念館を訪れる機会をえました。
この施設は、太平洋戦争末期、 沖縄決戦において人類史上類のない爆装した飛行機もろとも肉弾となり 敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等を集めた資料館です。
石川県人17名を含む1,036柱の隊員の当時の写真など、 今みても自然に涙がとまらない何ともいえない記録ばかりです。
すぐそばには国の重要伝統的建造物群保存地区である知覧の庭園群がありますが、 比較にならないくらい多くの方々がこの平和会館を訪れていました。
中には小学校の生徒さんの見学もあり、たぶん地元の児童と思いますが、 果たしてどんな感想をもったのかつい気になります。
また今若者のフリーターなどが問題になっていますが、 当時の隊員として散華した若者のこんな記録は、 是非見てほしいものだと思わざるをえませんでした。
もう50年以上過去の話になったわけですが、 この資料館の訴えるものは何にもかえれません。
「百聞は一見に如かず」ということわざがありますが、 是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。