今般の衆議院議員選挙で石川１区（金沢市）は奥田建氏の当選、 馳氏の惜敗率による北信越比例での当選となりました。

　この結果は、3年4ヶ月前の前回と全く逆です。

　従ってこれからも、同じように金沢市を拠点として活動し、 二人とも若いですからこの戦いはエンドレスになりそうです。

　小選挙区制度は理論上は1区に一人であり、一旦当選できると現職有利と一般にいわれておりますが、 重複立候補の制度があるばかりに、かっての中選挙区制度の時となんら変わりません。

　ある報道によれば「森奥戦争」ならぬ「馳建戦争」なんて表現していましたが、 順位争いとは違って勝つか負けるかということですので、従来よりも選挙は厳しいというのが実態です。

　しかも金沢市の選挙風土はだんだん都会型になりつつあり、 その時の風にも左右されそうです。

　そんなことを思いますと、今から大変だなあというのが率直な実感ですが、 何もこれは石川1区だけのことではありません。

　自民と民主が激突して僅差の戦いであったところは全国に幾つもあるわけですから、 そこもきっと同じ状況と思います。

　籠に乗る人は大変かもしれませんが、籠を担ぐ方ももっと大変というのが、 小選挙区制度の偽らざるところではないでしょうか。

　戦いが終わって、皆さんはどうお感じになったでしょうか？