WEEKLY INSIDE STORY
第154号 これが蘇州?-想像を超えた変貌
2004年07月20日
今回会長をしています金沢国際囲碁交流協会のメンバー23名で、上海、蘇州を訪れることができました。
私にとりましては3年ぶりの中国です。
かねてより、報道で中国の経済成長率が10%近いということを聞いていましたが、実際に見た印象はそれ以上でした。
先般の県議会産業委員会でもこの10年で中国への進出企業は7倍になったという報告がありましたが、蘇州においても開発新区にビルが林立し、そこでの生産高がかっての蘇州市全体と同額をかせいでいると説明があり、なるほどと実感できます。
きっと、中国全体での成長率が10%近いとすれば、この蘇州を含めた上海近郊はもっとすごい成長なのでしょう。
上海でも、あいもかわらず街中に大型クレーンが目立ち、建設ラッシュが続いているのがわかります。
日本での公共事業も含めての建設業界の冷え込みを見るにつけ、羨ましい限りであります。
経済体制の違いから、中国進出に躊躇した時代は最早過去のものとなりつつあるようです。今後は建設業界からもこの際中国進出を考えてみてはと本当に思った街中の変貌ぶりでした。
一方、蘇州市内で気がついたのは電気自転車で、お聞きをすると今後バイクの乗り入れ規制をし、排ガス対策をするとのことです。
既にバイクを購入している方も今後通れない道路ができるとのことですが、このような大胆な規制ができるのは、これは中国ならではなのかもしれません。
政治体制の違いの功罪を垣間見た訪中でした。