WEEKLY INSIDE STORY
第159号 冬ソナの再来なるか
中国、台湾などで放映予定「花の恋」
2004年10月1日
この11月25日から週2便小松、中国上海間の定期便がスタートいたします。
福井県の応援も得て誘致運動を展開してきましたが,チャーター便の利用実績が80%を超え、充分需要があると判断されたものと喜んでおります。
今日まで上海に行くには、名古屋空港あるいは関西国際空港などを経由しなければならず、その時間的ロスを考えますと大変便利になります。
当分は、日本からの利用者が多いと思いますが、中国での修学旅行の解禁、ビザ発給地域の拡大などにより、中国から日本へ訪れる可能性が広まったことから、全国で中国からの誘客運動が盛んになってくることが予想されます。
しかし、まだまだ日本の地域は知られていないわけでして、そんな中でわが県をどう売り込んでゆくかが、大事な戦略となります。
そこで考え出されたのが、今般企画された30話にわたるテレビドラマ仮称「花の恋」の共同制作事業です。単発的な旅の紀行や観光CMはありましたが、このような企画は全国でも前例がないとのこと。
狙いは間違いなく「冬ソナ」の再来です。
大河ドラマ効果によって本県観光客が伸び、冬ソナによって韓流ブームがおこっている現状をみると、何とかこれがヒットしてくれればと強く思うものです。
国際展覧会への出展などは全国各地がしかけていますし、観光プロモーションもこれまたしかりの今日、他との違いをだせるのは、将にこの企画です。
プロデューサーは台湾の張玲恵さんで、本人は中学から日本に住み、お父さんが旧制四高卒業という本県に理解とご縁のある方だそうでして、綿密に打ち合わせをし、本県の魅力ある地域をロケしながら、ストーリーは展開してゆくそうです。
放映は中国、台湾に止まらず華僑の活躍するシンガポール等でも放送されることになっており、うまくヒットすれば、東南アジア各地からの観光客誘致の火付け役になる可能性を秘めています。
あとは配役がどうなるか、楽しみですが、兎に角成功することを祈るばかりです。