WEEKLY INSIDE STORY
第177号 プレミアム・パスポート事業の成功は?
子育て支援対策
2005年06月20日
本県では今、子育て支援対策の一環として「プレミアム・パスポート事業」というものを、スタートさせます。
これはどういう事業かというと、子育て支援に理解のある企業を募って、その企業で買い物等をした場合、子どもが3人以上いる世帯の方には特典を与えようとするものです。
県は500万円の予算を確保していますが、これは広報やステッカー代で消えてしまいますので、ひとえに企業の理解にかかているという事業です。
この6月から協賛企業を募集したところ、13日現在で106店舗の申し込みがあったそうです。初年度の目標は300店舗ということですから、まだまだこれからといったところです。
ただこのパスポートの特典は企業側にまかされていますから、七尾市の旅館で子どもの3人目以降が宿泊無料になるといったものから、銀行での優遇金利を受けれるなど、さまざまです。
協賛企業には、右記のようなステッカーが貼られます。
県内で18歳未満の子どもが3人以上いるご家庭は、約19,000世帯と推察されていますが、郵送にてこのパスポートの申請をしなければなりません。
従って、これが本当に軌道に乗るかは、そういう手続きをしてでもメリットがあると感じるご家庭がどれだけあるか、また企業側からすると、その経費負担を自ら負わなくてはいけませんが、どれだけ魅力のある特典を提供できるかにかかっているといっても過言ではありません。
少子化対策は国を挙げて最大の課題ですが、特効薬はありませんし、さまざまな施策を重ねてゆく必要があります。
この事業がその一翼をになってうまく成功してくれればと願っている次第です。