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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第186号 中国泰山を訪れて 

隠れた世界複合遺産

2005年10月10日

この連休を利用して、地域の公民館行事の一環として中国泰山、蘇州市等を訪れてきました。

 中国訪問は、合弁会社設立の件や、研修生受け入れ、囲碁代表団の派遣など、さまざまな目的で20回を超えそうであります。
 今回、今まで行ったことのない所をと思い、世界遺産の一つであります泰山、孔廟、孔林、孔府などを視察地として選択しました。

 特に泰山に登頂して、「ああこれが泰山鳴動してネズミ1匹のことわざにある泰山か」と変に納得、感動して帰ってまいりました。
 我々は時間の都合などで、ロープウエーを使い、実際登った階段はわずかでありますが、7000段に及ぶ階段を頂上から見下ろすと壮観なものでした。
 どれほどの地震があってもこの泰山だけは動かなかったというところから、山の名前もきているそうですが、歴代の皇帝が天地の安泰を願って登ったという史実を彷彿とさせます。

 日本人観光客もそう多くなく、町中でもホテルで日本円が両替できないなど、日本との関わりはまだまだといった感がありました。
 しかし、泰山は数少ない文化遺産と歴史遺産を兼ね備えている世界複合遺産でもありますので、これからきっと日本でも、もっと脚光を浴びるのではないかと推察しています。

 何はともあれ、中国の変貌の早さには行く度に驚かされますが、街中の美化のみならず食事の体裁などにも進歩している跡が見受けられ、日本と殆ど差のない環境も、もうしばらくだという実感をいたしました。

 よく北京オリンピックや上海国際博覧会が終わったら、中国もバブルがはじけるのではといわれますが、いった感想からすれば、それも心配なさそうな予感のする中国の変わり方でありました。

 中国は是非一度行かれたらいいのではと常々思っていますが、皆さんはいかがでしょうか。