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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第192号 耐震強度偽造事件から

役所も完璧ではない!

2005年12月10日

連日、マスコミは姉歯建築士の耐震強度偽造事件を報道しています。
 我が県でも議会で取り上げられ、県としてできることを始めます。

 当のマンションにお住まいの方や当該ホテルの当事者の怒りは論をまちませんが、それ以外の方々も報道を見ながら、さまざまな感想を持たれたことと思います。

 自分なりに今回の事件を通じて感じたことをお伝えしたいと思います。

 1.鉄筋工事をされた業者の方が施工中に疑問をもたなかったのか?
   
 2.確認申請で、大阪府で行政が見抜けなかったとの報道がありましたが、確認申請のチェック機能は 官民を問わずその程度なのか?

 3.今回は確認申請を代行している民間会社も俎上にあがりましたが、せっかく「できることは官から民へ」という流れが出来つつある中で、この動きにブレーキがかからないか?

 4.民間でこのような事態になった時の賠償は自己責任ということになると思いますが、行政の場合は結局我々の税金になってしまう。納税者としては納得しがたい部分もあるのでは・・・

 5.県ではこの事件を契機に建築途中の中間検査を始めるとのことだが、行政コストの増加につながり、まわりまわって「小さな政府」の反対の方向になる。

 等々・・・・

 かって、監査委員をしていた時に、行政のケアレスミスというものをいくつも見てきましたが、行政も完璧ではないことを自ら自覚して、謙虚であるべきと思っています。
 しかし、公共事業の発注者として、時には不遜な印象をもたれる職員がいるのも事実であります。

 今回の事件を教訓にして、信頼される行政であるよう、一層の喚起を促してゆきたいと思った次第です。