WEEKLY INSIDE STORY
第198号 公平さ・厳しさは確保できるか
教職員人事考課制度
2006年02月10日
今般、石川県では教職員の人事考課制度をスタートさせることになりました。
かねがね、教員は壇上に立つと経験の有無に関わらず、一人天下ですので、その評価は難しいもとのと思われていました。
しかし、近年の教育を取り巻く環境の変化から、教職員にも厳しさが求められてきており、この制度を発足させたのです。
内容は、1、学習指導 2、生徒指導 3、校務分掌 4、特別活動その他 の4点について意欲・能力・実績を5段階で評価するもので、1次に教頭、2次に校長がその判定を行ないます。
そして、その評価が給与・人事・表彰・研修に活かされることになっていますが、詳細はこれからといったところです。
議会の議論では、公平さが確保されるのかということが話題になりますが、学校という狭い社会の中で、管理職との人間関係などが評価に影響を及ぼさないかなど、大丈夫かなと思うところは多々あります。
しかし、この制度発足の根底には、給与の面でも恵まれている教員に対する厳しい見方があると思いますし、不登校など昔は考えられなかった諸課題に的確に対応できない不満もあるのではないかと思います。
しかし、とにかく、試行の中から課題を見つけ、この制度が有効に活かされる事を期待してやまないものです。
皆さんも、教職員に対する日頃からの評価はいかばかりでありましょうか?