WEEKLY INSIDE STORY
第203号 長田町公民館長を終えて
役職員に感謝
2006年04月1日
2年前に急遽地元の公民館長を仰せつかり、この3月で無事2年の任期を終えることができました。
公民館運営審議会委員あるいは会長として、長く公民館活動を見てまいりましたが、中に入るとさすがに実際は大変なことが多くありました。
幸い素晴らしい後継者が見つかり、ほっとしておりますが、この2年の総括をし感想を述べてみたいと思います。
1.各町会から公民館委員が2名ずつ選任されてきますが、それは4月に入ってからのことが多く、安定的なスタッフとはなりにくく、結果役職員はたえずその時の館長が見つけなくてはいけないこと。
2.このボランティアの役職員がいることで、初めて業務をこなせる実態からすれば、お世話をいただいた皆さんに感謝の一言に尽きる。
3.趣味の多様化や個人主義のひろがりにより、校下挙げての事業が難しいこと。
従って、さまざまな事業を試行錯誤しながら、公民館事業のありかたを見つけてゆかなくてはいけないこと。
4.地域の各団体が同じような事業をしていることが多く、時期が重なることもある。各団体の連絡調整をしながら、共同事業展開をしてゆかないと、小規模校下では大変であること。
昨年初めて、文化祭と小学校のバザーを共催することができ、次年度も継続が決定した。
5.公民館事業も一律である必要はなく、時代と共に変化していくものと思われる。寧ろ地域のコーディネート役といったことが期待されていると思われる。
6.公民館のあり方を学ぶためには他の事例研究に効果があり、広く視察等をすることが望ましい。
昨年は福井市の公民館主事の皆さんが当公民館に視察に訪れてくれました。
任期最後の事業として、同じように金沢市と同様、小学校通学区域に1つずつ公民館がある福井市に視察にいってきました。。
2年間の任期でこのような感想を持たせていただきましたが、地域にあっては公民館活動に全く関心のない方がおられるのも事実であります。
その片方で、全くのボランティアで役職員を務めてくださる方もおられます。
致し方のないことではありますが、少なくともそんな方々に支えられて公民館運営がなされていることだけは多くの方に知っていただきたく、今後も応援団としてお伝えをしてゆきたいと思っています。
みなさんは公民館活動にどの程度の認識をおもちでしょうか?