WEEKLY INSIDE STORY
第211号 まずは成功?
金沢百万石まつり
2006年06月20日
今年も、この6月10日、恒例の金沢百万石まつりのパレードがありました。
長年、そのマンネリ化ということが叫ばれ、今回はスタート場所を金沢駅前にし、スタート時間も夕方からにするという改善がされ、その第1回目です。
地元にいますと返って見に行かないなんてことが多いわけですが、今回はどうかなと思い、最初1時間ほど見てまいりました。
そもそも、金沢百万石祭りは、昭和27年が第1回ですが、当初は商工パレードの意味合いが強く、5月の連休に開催していたこともあると記憶しています。
それが、前田利家公の金沢入城の日にこだわって6月14日になったわけです。
しかし、梅雨時でもあり、平日では見にいける方も限られているし、子どもの保護者も大変ということで、市会議員の時から、日の変更を主張してまいりました。
毎年観客数が減る中で、6月14日は尾山神社誌に基づいていますが、本当にその日に間違いないのかという点に疑問を指摘される方もおられ、6月の第2土曜に変わってまだ数回であります。
実際、金沢駅前は立錐の余地もないほどの込みようでしたが、武蔵まで歩くとその途中では前方を遮られることもなく、ゆっくり見れるスペースもちょこちょことあります。
なんで交差点にこだわるのか不思議だななんて思いながら見ておりました。
しかし、バトントワリングや鼓笛隊が約1時間ほどグループごとにあり、結局そこしか見れずに、次の会合に移らざるをえませんでした。
肝心の大名行列は見れずじまいです。
スタートを駅前にすることや、時間帯を遅くすることはいいと思うものですが、もう少し前段を短くして、しまりがあったほうがいいのではというのが率直なる感想でした。
観客動員数が昨年に比べてどうであったのか定かではありませんが、市民参加型か、歴史重視型かという議論を初めとする、祭りのあり方に関する検討は、これからも続きそうであります。
みなさんはご覧になったでしょうか?