WEEKLY INSIDE STORY
第223号 これも縦割り?
中学生の自殺から
2006年10月20日
今、福岡県でのいじめによる中学生の自殺に、担任教師(47歳)の言動に原因があったのではと、大きな話題を呼んでいます。
少子化が叫ばれる中、あたら若い命がこのような形で失われるのは残念でなりません。
その過程で、マスコミ等で、いじめによる自殺の件数が警察本部と文部科学省で食い違っていること。また文部科学省の数字ではこの7年間いじめによる自殺がゼロであったとの報道がなされました。
それに対し、文部科学省は今回の事件の事実関係を調査するとともに、調査方法の改善をすると述べています。
しかし、私が疑問に思うのは、いくら役所が違うといっても、この7年間文部科学省の方は警察の報告を見る機会が一度もなかったのか。あるいは警察の方はまた文部科学省の数字の違いを指摘することがなかったのかということであります。
もし、警察と文部科学省の連携がもっと従前より蜜であったならば、この事件は防げたかもしれません。ここにも役所の縄張り意識みたいなものを感ぜざるをえません。
たまたま、私はこの9月石川県議会代表質問で、学校と警察との連携強化を訴えたばかりでありました。その矢先にこのような事件が起こり、決してこれは他人事ではなくまさに全国的な課題であると思った次第です。
これからまた議会のおりには本県における実態を調査し、改善すべきところは改善してゆくよう要望していかなくては思っています。
私の周りでもさまざまな感想が寄せられていますが、皆さんはいかが思われたでしょうか?