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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第228号 周辺情勢が変化!

台湾定期便と世界遺産登録

2006年12月10日

今本県で報道を賑わせているものに、小松-台湾定期便の動きと、世界遺産登録運動があります。

 しかし、この両案件とも以前は難しいといわれていたものです。

 なぜかというと、今台湾からのチャーター便が年間100回を超えても定期便化ができていない地方空港が多々ある中で、本県のチャーター便の実績数あるいはこちらから台湾への需要が見込み薄の中では難しいと言われ続けてきたからです。

 一方世界遺産登録運動では、現在までは文化庁が一義的に候補地を決めてきており、候補地がまだ数あること、似たものは指定しにくいとの見解があったからです。
 事実平泉にしましても地域の運動で候補地になったわけではありません。白山は熊野山系の世界遺産と類似しており、金沢城に関してはすでに姫路城が世界遺産に登録されているという事実がありました。

 ところが、今台湾では南北に新幹線が開通する見込みとなっており、航空路線に大きな枠ができつつあるという台湾航空会社を取り巻く新たな情勢の変化がありました。

 また文化庁では、初めて地方からの要望を受け付けるということを始めたのです。

 まさに周辺情勢の変化というものが、今日まで難しいと思われていたものを急に現実味を帯びるものに変えつつあるのです。
 議会答弁でも知事はつい最近まで、台湾定期便や世界遺産登録は先の長い運動案件との認識を示していたのです。

 これらのことを考えますと、時代はやはり変化しているということがいえる訳で、認識はいつも固定的ではないし、そうあってはならないという、いい事例ではないかと思うものです。

 これからも柔軟に情勢に対応してゆかねばと感じた次第です。