WEEKLY INSIDE STORY
第255号 やはり民活!
指定管理者評価から
2007年10月1日
全国で、公の施設の管理を民間に委託できるようになり、本県も昨年から118施設に導入しております。
そして、導入後1年経過したことから今般、第三者機関による評価がなされ過日公表されました。
一部例
施設名 | 指定管理者 | 選定方法 | 総合評価 | 利用者数 | 実質県負担額 |
音楽堂 | (財)石川県音楽文化振興事業団 | 非公募 | B | +4.3% | -70,023千円 |
女性センター | (財)石川県女性センター | 非公募 | B | +9.5% | -4,872千円 |
県民海浜公園 | 民間事業組合 | 公募 | A | +20.6% | -12,244千円 |
木場潟公園 | (財)木場潟公園協会 | 非公募 | B | +13.9% | -2,784千円 |
この1年間を従前と比較したものですが、今回の指定管理者導入により、コストは歴然とさがっております。特に県立音楽堂などは、7000万円余のコスト縮減とは驚きであります。
一方、評価はA(適正であり)、優れた実績をあげている)B(適正である)C(概ね適正であるが、一部改善を期待する)D(改善が必要である)にわけて、サービスの内容や、利用促進、体制組織など個別にも評価されましたが、総じて従前の3セクなど公的なところに委託したものはBばかりで、A評価を受けたものは民間に新しく委託したところばかりでありました。
そもそも非公募にすべきかどうかは、その他の関連性からその方がベターということで、特定のところにそのまま存続委託ということになったわけですが、コストだけ下がるというのは、逆な見方をすれば、それまでコスト意識がなかったのかと問われます。
また今回の結果から更に民間委託の分野を増やしてゆくべきとの結論もでそうであります。
とにかく、時代と共に行政の役割は変化してゆくべきでしょうし、そういう意味でもゼロから行政施策を眺めるという意識が必要と感じています。
私にとって、行政改革というのは大きな関心事でありますし、これからもしっかりとチェックしてゆきたいと思っています。