WEEKLY INSIDE STORY
第289号 地理的距離を克服できるか?
ブラジル遠征報告03
2008年09月10日
今回の遠征で、金沢市の姉妹都市ポルトアレグレも訪問した。サッカーの対戦と同時に、金沢市長の親書を添えて、市庁舎を表敬。
あいにく、市長は選挙戦の最中とのことで、サントス(ELISEU SANTOS)副市長が対応してくれた。
金沢の姉妹都市は現在7つあるが、ポルトアレグレとは交流41年になり、古い方である。
しかし、地球の裏側であり、そう簡単に往来できるところではない。
けれども、「ポルトアレグレはファッションでは結構先進地であり、繊維を中心とした経済交流を期待する。できれば選挙後市長と一緒に金沢市を訪問したい。」との担当部署の方のコメントがあった。
金沢もファッション都市宣言をして、力を入れているところであり、何らかの交流ができればそれにこしたことはないのである。
今回海外も使える携帯を持参したが、やはり100%完璧に使えたわけではないが、メールとかがあっという間に届くことを考えると、この空間的距離を埋めることも、今日の通信の進歩からすれば可能かなとも考えた次第である。
しかし、中国と違ってそれに対して安易に応えることもできないわけで、是非金沢に来られる時には事前に十分連絡を密にして、お越しいただきたいと応えておいた。
今、本県ではトヨタとの商談会を企画したり、行政としてもビジネスのマッチングに汗をかいている。もちろんすべてが成約につながるわけではないが、どこで何が幸いするかわからないのも事実である。
もしかしたら、本県の新素材がブラジルで縫製され新製品が生まれるとも限らない。ポルトアレグレから来県されることが実現すれば、私も微力ながら汗をかきたいと思っている。