WEEKLY INSIDE STORY
第300号 300号、10年目に突入!
市民と政治の信頼回復を目指して
2009年01月1日
新年あけましておめでとうございます。
大変厳しい景気状況で新しい年を迎えましたが、それぞれに英知を絞りながら、本年も元気で頑張ってゆきたいものと思っております。
さて、このコラムも気がつきましたら、2000年1月1日の第1号以来、300号、10年目に入ることになりました。
たんたんと書き綴ってまいりましたが、早いもんだなあと感じます。
国会議員の秘書9年間を通じて感じてまいりましたのは、政治の実像がいかに市民に伝わっていないか、また政治家自身も虚像で見られていることがいかに多いかということ。
そして、それが政治の信頼関係をそこねる一番の原因であるということでした。
間接民主主義である限り、選挙で選ぶ側と選ばれる側に信頼関係がないかぎり、この制度は活きてきません。
また選ばれる側も、決して突出した優秀な人材がなるのではなく、普通の市民の中から輩出されています。
従って、完璧な政策なんていうものは存在しませんし、必ず功罪相半ばするのが制度や法律です。
なればこそ政策決定の前提として、共に考えながら進むという精神が、必要不可欠と思い続けてまいりました。
その想いを、地方レベルにいても実現できないかと、始めたのがこのコラムであります。
題材は石川県のことが中心でありますが、全国共通に抱えているのではないかと思ったテーマについて市民感覚で、感じたままを述べてまいりました。
この短い文章の中から、政治家の考え方、行政の論理、制度の欠陥や限界など、我々を取り巻く政治の現状を少しでも知って感じていただければ、この上ない幸せです。
そして同時に、政治の担い手は、間違いなく選ぶ側と選ばれる側の両方にあるということを、お伝えしてゆけたらと願ってやみません。
今年も一年頑張ってまいりたいと思っております。
引き続きのご高覧をよろしくお願いいたします。