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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第333号 合理的か?発想の違い

小松空港国際化について

2009年12月1日

この22日から26日まで、駆け足で中国上海・南京・香港を訪れてきました。

 その主目的は、小松空港国際化推進議員連盟として、小松ー上海便の安定化ならびに香港便の可能性を探るためです。

 上海では小松ー上海便の定期便を就航しております中国東方航空本社を訪れ、単副総経理と意見交換をしてまいりました。

 現在、上海ー小松便は週4便で就航から5年を迎え、最近は搭乗率4割台です。世界的な経済不況や、インフルエンザの影響とはいえ、双方向の誘客努力により、引き続きこの便の存続をと思っておりましたら、まあまあ採算が取れており、近々1便増便したいとのこと。

 思っても見なかったコメントに、一同嬉しい誤算でありました。

 そして、香港から上海に戻る時、我々の乗る予定の東方航空の便は空港へ行きましたら欠航で、次の便になってしまいました。
 搭乗者が少なく、次の便との乗り合わせになったようです。

 日本では考えられない物の考え方で、もし乗り継ぎを考えておられるお客がいたらどうなるんだろうかと考えさせられます。

 しかし、環境問題からすればこれもありかもしれません。国の発想の違いをどうこういうわけにもいきませんが、このあたりがまた4割台でも採算が取れている秘訣なのかもしれません。

 一方、香港キャセイパシフィック航空本社では、ジェネラルマネージャーのレイモンドさんが対応してくれました。

 本県では10年前まで、香港ドラゴン航空のチャーター便を度々飛ばし、定期便実現という目前までいった経緯があります。
 そしてそのドラゴン航空は今キャセイパシフィック航空に吸収されています。
 
 したがって、それなりの反応を期待していたと思うのですが、小松空港の認知度も薄く、香港政庁へは行かれましたかと問われ、積極的にチャーターすら飛ばそうといった意気込みは全く感じられませんでした。

 一同、攻めのポイントがややずれたと思わざるをえませんでした。

 ところが、そのあと訪れました香港では大手の旅行会社「EGLツアーズ」では、袁社長の熱烈な歓迎を受け、社長自らが本県を高く評価していただき、明月には石川県を訪れ、双方向のチャーター便の可能性を探りましょうという明快な言葉をいただいたのです。

 その善は急げといった積極的な姿勢に一同感激すると共に、香港に来て無駄足にならなかった想いをしたものです。

 定期便実現にはまだまだハードルはたくさんあると感じておりますが、とにかく百聞は一見に如かずでありますし、やはりFACE TO FACEが大事であることを改めて実感しながら帰ってまいりました。

 今回の視察を通じて、小松空港の国際化、ひいては本県の世界における認知度アップのための施策を更に提言してゆきたいと思っております