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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第339号 国会の論戦から

与野党共倒れ、その後は?

2010年02月1日

連日、国会での論戦がワイドショーも含めて放映されていますが、米軍普天間基地移設と小沢一郎氏の政治資金の問題がすべてのような印象です。

 政権交代がかなった当初の民主党への期待や躍動感も色あせ、一方自民党はそのことへの批判ばかりで建設的な議論がなく、(もしかしたら、あっても報道されないせいか)、自民党にもその反動としての期待が高まっていません。

 本来、小選挙区制度というのは1対1の争いですから、誹謗中傷が多くなるというのは日本の歴史でも証明されていますが、その教訓も活かされず、まさに一つもその域を超えていない現実を見るにつけ、もう少し知恵をだして前向きな国会にしてほしいと思うのは私ひとりだけではないと思います。

 半世紀にわたった同一政権から初めての政権交代ですから、与野党ともに慣れていないということでしょうが、国民の優しい目線もそういつまでも続きません。

 このままいきますと、どの政党にも入れたくないという政治不信を増長するだけの結果が待っているような気がしてなりません。

 今夏の参議院選挙も、報道はすべてどっちが勝ったという現象面ばかりを伝えることになることが予想されますが、国民が期待するのは、どっちがというより日本の将来への安心など、だれがビジョンを示してくれるんだというところにあると思っています。

 そういう意味では、報道の役割と責任は従来以上に重いといわざるをえませんし、もっと政策を中心にしたものの考え方を、前面に押し出したマスコミがあってもいいのにと思ってしまいます。

 そして、そういうものに引きずられて政治のレベルアップが図られればとも願っています。

 本県においても参議院選挙の候補者がほぼ出揃い、これから戦いが本格化してゆきます。

 私自身、その渦中に入らざるをえませんが、勝ち負けは当然重要でありますが、同時にそのこととは距離を置いた市民の感覚というものを忘れずに自分の思いを伝えてゆきたいと思っています。

 皆さんは連日の報道からどういう感想をお持ちでしょうかね?