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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第344号 与党なればこそ

世論調査から

2010年03月20日

先般、世論調査で民主党の支持率が半年で半減したとの報道がありました。
 新政権を温かく見守るというハネムーン期間が終わり、一気に報道は与党批判を強めています。

 国民もその報道を通じて、期待の裏返しか、冷めた目で民主党を見ているようです。
 そして、今は「みんなの党」の支持率が上がっているとの事。

 そんな現状を見ながら感じますのは、たとえば、「平成の脱税王」なんて総理を批判した方がいましたが、内輪にも同じ状況の方がおられてよくそういうことが言えるなと思ってしまいます。
 こんなことに与野党の違いはないと思うんですけど・・・

 とにかく、与党であるばかりに批判の対象として絶えずマスコミにさらされる、それが与党の宿命なんだということを改めて実感します。

 また小政党では政権を担う主役には絶対なりえないという現実を考えれば、今人気があってもいつかは合従連衡を重ねるか、消滅せざるをえないことになります。

 やはり2大政党制を目指して採用した小選挙区制度を維持しているかぎり、民主党・自民党に頑張ってもらうしかないのが厳然たる事実ではないかと思うものです。

 今日まで、選挙制度の改正や初の政権交代とか変化が続き、ずっと過渡期であるからもう少し流れを見ましょうということを言い続けてきましたが、一体何時になったら政局は落ち着くのでしょうか。

 お互いの誹謗中傷ばかりではなく、建設的な意見の議会を一日も早く見たいもんだと思っています。

 しかし、所詮一国一城のあるじばかりが集まった国会ですから、意見の集約や熟度を上げるには、やはり時間がかからざるをえないのは、どうしようもないのかもしれませんね。

 何も国だけに限ったことではありませんが・・・