WEEKLY INSIDE STORY
第359号 初体験の海釣り
逆から見れば・・・
2010年08月20日
昨日、船を持っておられる方からお誘いをいただき、日本海で海釣りの体験をさせていただきました。
金沢港を夕方出港して40分あまり、碇を下ろして、あかいか用の釣竿とアジ狙いの竿を両天秤にかけての釣りです。
集魚灯に集まる小魚を狙って集まる魚を狙うということですが、竿を下ろしてまもなく赤いかをゲット、その後アジは面白いように釣れ、2時間半あまりで、60-70匹も釣れました。
二人で釣っていたのですが、あまりにハイペースでつれるもんですから、会話する間もなく、竿に向かっていました。
初体験ですので、これが普通かわかりませんが、きっと魚探で間違いない場所を選んでいただいたのでしょう。
クーラーボックスに入りきらない量でしたので早速おすそ分けいたしました。
さて、出港時の海に沈み行く夕日が大変きれいでしたが、帰港時の浚渫船のライトや、海際の家庭の灯りがこれまた極めて印象的でした。
浚渫船では、寝泊りしているのでしょうか、灯りがアパートの街灯のように並んでいます。
家庭のあかりは、そこでの生活の息遣いみたいなものを感じます。
街中でこれほどの想いになったことはないのに、船上からこのように感じるというのは、それだけ海中の暗さとのコントラストからによるものと思いますが、不思議な印象でした。
海は眺めているだけの日々の中で、逆に海の方からこちらを眺めるということが、新たな感想につながったわけです。
ちょっとおおげさかもしれませんが、それらの灯りを通して人々の生活というものを思い起こさせてくれた釣り体験でありました。
これだけ釣れるんなら、また来たいと素直に楽しめたひと時でありました。