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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第396号 民主党代表選から

野田新首相に思う

2011年09月1日

この29日、民主党の代表選挙が行われ、菅氏の後を野田佳彦氏が引き継ぐことになりました。

 選挙の前から、県連幹事長としてマスコミからコメントを求められておりましたので、私は「誰がなるかということよりも、なった方を挙党一致で支える体制ができるかどうかのほうが大事ではないか」ということを訴えてまいりました。

 2年前の政権交代以降、前政権の長期債務等を引き継いでいること、参議院選挙で衆参のねじれが生じたこと、そのうえ東日本大震災という未曾有の災害が発生したことなどにより、現政権の直面する状態は極めて厳しいということがいえます。

 従って、党内抗争などしている余裕などなく、いかにねじれの中で政治を前に進めるかということが、国民の期待に応える国政のあり方と思っておりました。

 そういう中での、代表選挙です。

 野田氏が、民主党マニュフェストの理念は持ちつつ、現実対応を訴え、怨念の政治からの脱却、更にはそつのない語りと、中では一番安定感のある方ではないかと感じておりましたので、新首相として、期待したいと思っております。

 また5月の民主党石川県連大会に、偶然にも来賓としてお越しいただき、お話をできたのもラッキーでした。

 蛇足ですが、出身大学学部も一緒、身長も一緒みたいで、私より5歳年下です。

 なにはともあれ、庶民派として国民目線がわかる方ではないかと思いますので、永田町の論理ではなく市民感覚で、政治の信頼回復に頑張っていただきたいと願うばかりであります。