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WEEKLY INSIDE STORY

第406号 アルビレックス視察から

想像を超えた動員力

2011年12月10日

先月19日、サッカーJリーグ「アルビレックス」の本拠地、新潟東北電力ビッグスワンスタジアムを訪れ、施設見学とガンバ大阪との試合観戦、および日本サッカー協会専務理事中野幸夫氏との懇談をしてまいりました。

 本県では、現在JFL所属の「ツエーゲン」がJリーグ入りを目指して頑張っていますし、Jチームがいない少ない方の県の一つになってしまいました。

 何とか本県にもJチームをというのは、サッカーファンのみならず、地域おこしや夢という点でも期待されるところであります。

 その先進地として新潟の実例を学ばせていただいたわけですが、新潟では、国体開催とのからみで、42,300人も収容できるスタジアムを作ることができたという大きなメリットがあります。

 そしてそのキャパシティをどう活かすかという点で、アルビレックスは色んな智恵をだして地域密着のファン層の開拓をしてきています。

 同時に採算性の観点から、有償チケットの販売目標というものを試合毎に設定し、努力しておられましたが、その中でたとえば、土曜日開催ならどれくらい、水曜開催ならどれくらいと予想するだけではなく、対戦相手によっても見込みが違っておりました。

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 同じ土曜日でも対広島戦では4、000人に対し、対浦和戦では17,000人を見込んでいるとのこと。
 その差に驚くわけですが、元アルビレックス社長であった中野専務理事にお聞きをしますと、浦和戦では6,000人の浦和サポーターが来てくれるとのことでした。

 いくら近いとはいえ6,000人とは驚きです。交流人口拡大というのが地域の目標の一つでありますが、これだけの人が来て頂けるとすれば、一つの観光誘客資源としても評価されるものといえます。

 試合でのサポーター同士の応援の迫力に関心しながら、本県にも是非Jリーグチームをと改めて感じた次第です。