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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第408号 新年あけましておめでとうございます

政治の劣化からの脱却を

2012年01月1日

東日本大震災、福島原発問題にあけくれた1年がすぎ、新年を迎えました。
 被災地はなお長期にわたって解決すべき課題ばかりであり、国民全体が記憶から風化させることなく、慮ってゆくことが必要でしょう。

 そしてそのことを考えれば考える程、政治の責任というものが問われてくるわけでありますが、現行の選挙制度の欠陥ともいうべき、政争に明け暮れている風にしか見えない国政は残念としかいいようがありません。

 政党助成金の対象となる政党の認定が、1月1日ということで、年末になるとはにぎわす新党への動きがまた繰り返されそうです。

 小選挙区制度の狙いが政権交代可能な政治状況をつくるということからすれば、交代するそれぞれの政党の熟度が共に上がってゆくことが必要になってきます。

 しかし、半世紀ぶりに政権交代した今の与野党は、新しい時代の与野党のあり方というものになっているでしょうか。

 国会の論戦を見ても、目先の政党の損得ばかりに目がいってるように見えてなりません。

 日本にとっては小選挙区制度というものが3度目の経験であり、過去の史実を紐解くと、この制度では政治家の質が下がるという記述がありますが、将にそれを踏襲しているようです。

 今年こそ、政治全体が日本のおかれている状況を認識し、歴史に学びながら良識のある行動をしてほしいと願わざるをえません。

 本県にあっては、北陸新幹線金沢開業までの準備期間があとわずかです。
 半島を抱えた個性の違う地域を包含した本県の特徴をいかに引き出してプラスにもってゆくか、県政の舵取りも重要です。

 先を読みながら、しっかりと議会の場で提案をしてゆきたいと思っている次第です。

 本年も引き続きこのメルマガをみていただけますよう、あわせてかわらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。