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日本政治の実像と虚像

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第409号 東日本大震災抜きでは・・・

今年の新年会・成人式

2012年01月10日

今年も新年を迎え、様々な新年会や成人式が続いています。そしてどの会場でも必ず触れられるのが、昨年3月11日に発生した東日本大震災についてであります。

 昨年の漢字一文字に選ばれた『絆』についてなど、東日本大震災から学んだこととしてよく強調されます。

 かくいう私も機会があれば述べさせていただいておりますが、私は「ありがとう」の反対語についてお伝えできればと思っております。

 あるテレビ番組で習ったのですが、「ありがとう」の反対語は「当たり前」だそうです。
 きっと「ありがとう」の本来の意味が「有り難し」から来ているからだと思いますが、この反対語をお聞きしたときに、思い出しますのが、被災地での実態です。

 本県が応援するために受け持った地域は宮城県名取市でありますが、かの地では、今般の津波でいわゆる孤児になられた方が20名を超えるとのこと。

 まさか一瞬にして自分の家族が消えてしまうなんてことを誰一人思ってもいなかったでしょう。
 戦時ならいざ知らず、この平和国家といわれる日本でです。
 被災地以外では、到底理解できない悲しい事実です。

 そして、今成人式等で見かけますのは、親から着せてもらった晴れ着を着た新成人達の姿です。
 この両者を対比したときに、実はこれが「当たり前」じゃないんだということをどれだけの方が自覚しているだろうかと思わざるをえないのであります。

 今年は、昨年の大災害の教訓として、日々の何気ないことにも感謝できるそんな姿勢を持ち続けていけたらと、願っている次第です。