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日本政治の実像と虚像

HOMEWEEKLY INSIDE STORY第413号 大阪府議会訪問から・・その2

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第413号 大阪府議会訪問から・・その2

リニア新幹線について

2012年02月20日

大阪府議会では、北陸新幹線問題で意見交換するだけではなく、リニア新幹線に関しても、政策企画部の方から説明を聴取してまいりました。

 約3分の1の地元負担のある整備新幹線と違い、リニア新幹線は100%JR東海が費用負担をして建設するものです。
 昨年5月に整備計画が決定されましたが、東京ー名古屋間286キロを40分で結び、建設費は5兆4300億円で、平成39年に開業予定とのこと。

 そして7~8年の間をおいて、名古屋ー大阪間152キロを更に、3兆6000億円かけて、最終的には平成57年に開業予定とのことでした。

 完成の暁には東京ー大阪間が67分で結ばれるということで、北陸新幹線の敦賀までがやっと平成36年ごろにできることと較べますと、何ともうらやましい話です。
 しかも、停車駅の駅舎整備もJR東海が負担するということが、過日報道されておりましたから、二重の意味で落差を感じるところです。

 さて、府職員の方が我々に、「リニア新幹線の開業効果は名古屋止まりではなく、大阪までつないで初めて活きてくる、従って一刻も早く大阪まで工事が進捗するよう要望している」と述べられたのを聞きながら、北陸新幹線と全く同じ物言いであることに、ちょっと驚きです。

 しかし、平成57年といえば、いまから33年後です。私自身も生きてはいないでしょうし、そのころの日本の人口が激減していれば、この計画自体も冷静に見ればどうなるかも判らないのが本当のところではないでしょうか。

 夢のある話ではありますが、あんまり先のことまで期待しすぎてもとちょっとと思いつつ、話をお聞きしていた次第です。

 果たして、皆さんはそのころリニア新幹線大阪ー東京間乗れるでしょうかね?