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WEEKLY INSIDE STORY

第427号 京都聴覚言語障害者施設視察から

高齢未就学者10%信じれますか!

2012年07月10日

この10日、私が顧問をしております石川県聴力障害者協会役員の皆様と共に、京都府の「聴覚言語障害センターいこいの村」および、「宮津与謝聴覚言語障害者地域活動支援センター」を視察にいってまいりました。

 朝8時車で出発、帰りは京都駅経由で電車で戻ってまいったのが夜11時と、ハードではりましたが、考えさせられる視察でありました。

 宮津与謝では、聴覚障害者の方々の手作りクッキーの喫茶タイムと重なり、来訪者との交流風景また個々人の方々の手話による体験談の発表など、活き活きとした拠点活動を見せていただきました。


 またいこいの村では、聴力障害者専用の特別養護老人ホーム、ろう重複障害者の授産施設などを見学し、あわせて所長さんからお話をお聞きできました。

 京都府では、かって50歳以上の聴力障害者の方へのアンケート調査をしたところ、小学校すら出ておられない未就学者が1割おられたとのこと。

 今日の日本で考えられないことですが、現実です。

 従って、読み書きが難しい方への高齢化対策は、差し迫った大きな課題ですが、障害者への理解が遅れてきた我が国のつけが、今現れたといっても過言ではありません。

 今回の視察の主たる目的は、奥能登での視覚障害者支援センターの設置可能性を探るためでしたが、本県においても未就学の障害者がおられるのは事実です。

 我々の当たり前というところを前提にしては、解決できない問題が山積しているのが、この聴覚障害者問題であるということを、多くの方々に理解していただくことから始めなくてはいけないのが難しいところです。