WEEKLY INSIDE STORY
第428号 少なくとも15年後
金沢外環状道路海側幹線本線部
2012年07月20日
今般、本県では金沢外環状道路海側幹線の、中央部に位置する高規格道路になる予定用地で、民間企業による暫定的有効利用をめざし、利用事業者を公募することになりました。
この地面に関しては、平成6年4月20日のコラム205号で、「306億円のグラウンドゴルフ場?」と述べたところであります。
すなわち、側道に挟まれたところでありますから、真ん中だけ必要時まで買収しない訳にいかないということで、先行取得していたわけですが、公共事業の縮小等により、何時着工できるか全く予想ができない道路であったわけです。
それが、この度、15年という期間限定で、民間活用することにしたわけですから、逆な見方をすれば、この道路は少なくとも15年間は工事にかからないと宣言しているのと一緒であります。
もちろん、道路占用料というものをいただきますから、行政のあり方としては好ましいことであり、都市計画の硬直性を打破するいい機会になってくれればと思うものです。
ただ、道路に両脇を挟まれたところでありますから、交通事故の危険性等でどこでもというわけにいかず、今回は2箇所のみ公募することになりましたが、太陽光発電や地域スポーツへの活用など、もう一工夫あってもとも思います。
8月中旬まで募集する予定ですが、応募していただける方がいてくれればと願っています。
ただ、15年がまだ延びる可能性は充分考えられ、果たして生きている間に開通するかは、判らないのが本当のところではないでしょうか?