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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第482号 東京都知事選に想う

風と知名度

2014年01月20日

細川元首相と小泉元首相の2ショットが、今東京都知事選挙で話題になっております。
 
 原発の廃止というスローガンが都知事選挙になじむのか、あるいは一つの課題のみを争点として訴えるのはいかがかなど、マスコミがそれをねたに、ワイドショーなどでも取り上げています。

 かねてより、東京など大都会の選挙では、候補者の声を直接聞く機会も殆どなく、投票の判断材料は、唯一マスコミから受ける情報であると思っておりましたので、結果はどうであれ、既に細川陣営への大きなプラスの宣伝効果をもたらしています。

 その姿を見ながら、第一に地方自治では本来大きな争点が少なく、誰であれ社会保障の充実や、東京オリンピックの成功などは当然の共通項として考えられること。
 従って、原発に頼らない都政を目指すというのは、候補者の差別化の中で、十分検討に値いするのではないか。

 第二に、本来エネルギー政策は国が主体的にすべきものと思いますが、政権交代と共に国策が変更されたことに対し、警鐘を発したという意義もあるのではないか、寧ろ、国がしっかりしていれば、このことはテーマにならなかったという見方もできるのではないかと感じております。

 ともあれ、東京での選挙は、先ずそれなりの知名度とその時の風がどうであるのかが大きな鍵を握っています。

 投票権がないのが残念ですが、この結果がどうなるのか、地方においても大変興味のあるところであります。

 皆様はいかが感想をもっていらっしゃるでしょうか?