WEEKLY INSIDE STORY
第483号 北陸新幹線15年春開業
今年は実感できる年
2014年02月1日
北陸新幹線の金沢までの開業が、あと1年となってまいりました。
首都圏での認知度がまだまだですが、これから車内広告など、かなりのメディア媒体を使ってPRをしてゆく予定になっています。
しかし、来年3月開業といっても、それまでに準備が必要ですから、実際は「この春」に神戸から金沢港に新型車両が海上輸送され、そこから白山車両基地まで陸送されます。
深夜になろうと思いますが、1両25メートルほどの車両をトレーラーのようにして運び、各交差点では他の車を遮断して運ばれることが想定されます。
鉄道マニアのみならず、新幹線車両の陸送や、船からトランスファークレーンで降ろされる状況などは、これまた、なかなか見れない風景です。
事前に情報が伝われば、かなりの人が金沢港に見物に訪れるのではないでしょうか。
昨年、超大型クルーズ船が金沢港に寄航した折、カメラ持参の人が殺到し、周辺で大渋滞を起こしたことが想起されます。
また、夏ごろから試運転が開始されますので、身近に新幹線車両を目にいたします。
といたしますと、実際の開業は翌年ですが、今年は北陸新幹線を実感できる年といっても良いのではないかと思っています。
片道年間900万席の座席数で、1日27便、約30分に1本の新幹線が来る予定です。
我々が思っている以上のインパクトがあるのではないでしょうか。
わくわくしながら、開業を待ちたい心境であります。