WEEKLY INSIDE STORY
第485号 目にみえない抑止力
監視カメラ次は駅周辺に
2014年02月20日
北陸新幹線の金沢開業を目前に、多くの来県客を期待する一方、マイナス面として治安の悪化が懸念されています。
かねてより警察に対して、金沢駅周辺の治安対策を主張してまいりましたが、今般、本県の「迷惑行為等防止条例」を強化して、金沢駅周辺も客引き等防止重点地域に指定することになりました。
これまでは、金沢の最大の繁華街であります片町地区だけでありましたから、一歩前進であります。
事実、最近は駅周辺にもキャバクラ等が進出してきており、先手の対策が打たれたことは、うれしい限りであります。
県議会委員会での警察の答弁では、新幹線開業の先進地では開業に伴って治安が悪くなったということは聞いていないということでしたので、それぞれに事前からのこのような対策が功を奏していたものと思われます。
しかし、これで十分かというと、できれば監視カメラの設置も検討すべきと思っておりますし、折に触れてはこのことも訴えてまいりました。
私の地元では小学校のすぐ前に交番があります。
これは、子供の安全に対して、目に見えない抑止力になっていると思っておりましたが、監視カメラというものも同様の効果が期待されます。
昨年4月に起きたボストンマラソンでの爆破テロの犯人が、監視カメラにより早急に逮捕できたことは、記憶にも新しいところであります。
これからも、地域の安全に目配りしながら、新幹線開業に備えてゆきたいものです。