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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第492号 1か月が過ぎ

消費税の影響は?

2014年05月1日

消費税が5%から8%にあがり、1か月が経とうとしております。

 住宅など耐久消費財の分野では、3月までに駆け込み需要があり大変忙しく、4月に入ってからはやはり需要減退の状況であるようです。

 しかし、それも織り込み済みなのか、総じて冷静に判断しているように見受けられます。

 一方、日々の生活用品は多少貯め置きしても、いつまでも我慢できるものではありませんし、3%増というのは意識しないと気づかないで、これまた納得して日々の購入につながっているようでもあります。

 どちらにしても先の衆議院補欠選挙でも大きな争点にならなかったようでありますし、総じて今回の消費税値上げは、国民に理解がされているというのが、本当のところでしょうか。

 しかし次に10%へのステップがあるわけですが、そのときにはいかがでありましょうか?

 短期の2段階あげは、売る側にとっては2度手間のコストがかかりますし、不満が残るところではあります。

 ただし、景気が良いといっても、物価上昇に見合う賃上げがなければ生活が苦しくなるのは事実でありますから、今は我慢なり納得の段階かもしれませんが、国政における何らかの失態などがあると、一気に不満が爆発する可能性も否定できません。

 東日本大震災復興への特別税が市民には25年、その中で企業へのものだけ1年前倒しでなくなり、国会議員の歳費削減はもとに戻る。

 こんなことも、もしかしたら政治不信への小さな引き金になるかもしれませんね。