WEEKLY INSIDE STORY
第493号 定着化したラフォルジュルネ金沢
これも文化度の高さ
2014年05月10日
このゴールデンウイーク、金沢を中心に第7回目となる「ラ・フォル・ジュルネ金沢2014」が開催されました。
フランスのナント市で1995年にスタートしたしたこの音楽祭も、2005年からは東京で、その次が金沢で、あと新潟・大津・鳥栖と開催地が広がっています。
クラッシックといえば、小中学校時代に聞いたことがある程度の知識しかない私ですが、一度は鑑賞しようと、今回も1公演を聞いてまいりました。
ロシアのチェロ演奏者と京都市交響楽団の演奏で、45分間一気に奏でる迫力は、すごいものでした。
拍手に応えてアンコールも聞くことができ、なんとなく満たされた気分でコンサートホールを出た途端、そこでも屋外でミニ演奏会が開催され、多くの方々が楽しんでおられました。
その時に思い出したのが、北島三郎の歌にもある「謡(うた)が降る降る加賀宝生の・・・」という歌詞です。
これは、植木職人が木の剪定をしながら口ずさんでいる姿から来たものと言われておりますが、金沢の文化度の高さを表現した1フレーズでもあります。
今日、ラ・フォル・ジュルネが定着することによって、謡曲ならぬクラッシックまで何気なく街中で聞けるということは、やはり素晴らしいことであります。
また、そういうことが似合う街としてこの金沢があるということをあらためて実感した次第です。
会場では、やはりクラッシックファンが中心ですから、知った方が少なかったのが事実ですが、皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか?