WEEKLY INSIDE STORY
第497号 煽りと批判
マスコミに振り回されるワールドカップ
2014年06月20日
今4年に1回のサッカーの祭典「ワールドカップ」が連日報道を埋め尽くしています。
日本は、予選通過は近年当然のことのようになっており、ベスト16のハードルをいかに超すかが大きな課題となっております。
しかし、残念ながら初戦のコートジボアール戦1-2で敗戦、ギリシア戦は0-0で引き分けと、決勝トーナメント進出が厳しい状況になっています。
大会開催前のマスコミの論調は、等しく日本はいけるといったコメントが多く、試合後の報道では「あそこがどうだった、こうしていれば」といった記事で埋め尽くされています。それを信じた人にとっては、がっかりの結果と言えましょう。
けれども、直近のFIFAランクでは、日本は46位、コートジボアールは23位、ギリシアは12位、最後に対戦するコロンビアは8位で、すべて日本より格上の評価となっています。
従って、最初からすべての戦いが負けてもおかしくないというのが、客観的な見方といえるのではないでしょうか?
勝てると思って応援して負ければ落胆が激しいですが、このような数字を念頭において、勝ってほしいと思うのでは、同じ結果でもザックJAPANに対する評価は違ってくると思っています。
秘かに期待をしていた私としては、自分の気持ちを整理しつつ、褒めて後でけなすマスコミに煽られることなく、次戦での日本の勝利を祈りたいと思っております。
それでも、報道におけるワールドカップの占める割合を見ておりますと、スポーツ多々あれど、やはり世界ではサッカーなんだと改めて実感する次第です。
コロンビア戦は、日本では25日朝5時から見れます。早起きして応援しましょう!