WEEKLY INSIDE STORY
第508号 費用対効果は?「銀座の金沢」
冷静な判断を
2014年11月20日
石川県のアンテナショップに次いで、銀座三越・松屋の並びのキラリトギンザビル6階に、金沢市のアンテナショップがオープンいたしました。
石川県のアンテナショップとはなるほど大変近いところにあり、当初より県と連携して、県のアンテナショップが地下1階から2階まででしたから、もうワンフローアー借りて、一体的にできなかったのかというのは、素朴な疑問でありました。
今となってはどうしようもありませんが、ともあれ現地を見に行ってまいりました。
6階という立地がすでに、特別なメリットがない限りハンディであり、地下や4階のレストラン部門とは人の入りで差がついているように思えます。
また出展スペースは限られており、私がお邪魔した時には金沢漆器のコーナーが設けられており、ぽつぽつと見ていかれる方がおいでました。
私の第一印象としては、スペース的に中途半端であり、レストラン部門は果たして採算がとれるのだろうか、金沢棒茶など800円の値段は受け入れられるだろうかといったこと、更には何を目指しているのかいまいち見えないというのが思いでした。
金沢市へのPR、ここをもって金沢市に行きたくなるということになるのか、果たして行政が市民の税金を使って行うほどのことがあるのか、判断が難しいところであります。
より客観的にこのアンテナショップはどうなのか、東京の方々の意見を聞いてみたいと思ったものです。
一般に行政課題についても費用対効果ということが言われる時代になっておりますが、今はオープンしたてでありますが、落ち着いた段階でしっかりと議会等で議論して頂けたらと思っています。
銀座に足を運ばれましたら、県と市の両方のアンテナショップをご覧になっていただき、感想をいただけたらと思います。