WEEKLY INSIDE STORY
第529号 ネットショップに挑戦
県内企業がどれくらい参戦するか?
2015年06月20日
今般、国の地方創生に呼応して、本県では、「石川フェアIN楽天市場」というものと、全国商工会議所が運営するホームページ「NIPPON SELECT」という二つのネットサイトに、参加企業の募集を開始しました。
それぞれ、国から400万円、3000万円と交付金をもらい、本県の埋もれた商品をネットの世界を通じて販路拡張をしようというものです。
楽天市場に関しては、まずはネットでの出店指導などのフォローアップをすること。NIPPON SERECTでは、当分小売希望価格の3割引きで販売し、本県の商品の認知度向上と販路拡張を目指そうとしています。
今のところ、「石川フェア」は11月ごろ、NIPPON SELECTでの石川の名品PR・販売促進事業は7月下旬オープンを目標にしています。
電子商取引市場は間違いなく、右肩上がりで伸びてきていますが、本県での実績は全国平均で、これを契機に、地域的なハンディを気にしないネットの世界で、頑張ってゆこうとしています。
NIPPON SELECTでは100品目以上出品を目標にしていますが、今のところ達成できそうです。
果たして、ネット販売に慣れた皆様が、どれくらいアクセスをしていただき、なおかつ商品を買っていただけるか、また単独企業ページではなく、こういう特集ページの効果はどれくらいか、極めて興味のあるところです。
ぜひ、皆さんにも、ページが立ち上がった暁にはご支援をお願いしたいと思っています。
しかし、本来企業努力で行うべき事業が、補助金をもらい価格補てん(3割引きの分を県が補てん)をして行う姿を見ておりますと、地方創生といっても、そう際立ったアイデアがあるわけではなく、結局、国の例示に乗っかって事業展開をしているにすぎないという、辛辣な見方もできなくはないと思う次第です。
皆さんは、行政が提案するこの交付金事業どうお感じになられるでしょうか?