WEEKLY INSIDE STORY
第550号 全国で唯一刑法犯認知件数が増加
これも新幹線効果?
2016年01月20日
警察庁の昨年のまとめによれば、一年間の刑法犯の認知件数が、戦後最少になったとのこと。
大変嬉しいことでありますが、その中で唯一本県だけは1.2%ですが、増加した県となってしまいました。
こんなことで本県が有名になってほしくはありませんが、その中身を見ますと、特殊詐欺の増加が際立っています。
特殊詐欺とは、振り込め詐欺や還付金等詐欺、架空請求詐欺等の総称ですが、詐欺の手口で、被害者が犯人に現金を渡すいわゆる「手交型」被害が急増しています。
そして、それに新幹線が利用されているとのこと。
首都圏との時間短縮がこんなところにも影響がでるとは、ちょっと驚きです。
必ずいいことと悪いことは裏腹だなあと感じています。
なお、刑法犯が増加したとはいえ、絶対数では今から12年前と較べたら43%にまで少なくっていますので、ご心配なく。
先の文教公安委員会では、明年度に向けて、この特殊詐欺対策に予算を重点配分するように要望もしておいた次第です。
明年の報告で、特殊詐欺激減の報告を聞きたいものです。