WEEKLY INSIDE STORY
第555号 記憶に残る3.11
5年でもなお・・
2016年03月10日
歴史の教科書で我々が習う数字と言えば、犬養毅首相が殺害された5・15とか、2・26が思い浮かぶのではないでしょうか。
そして、それに追加して記憶に残ってゆくであろう数字が、ニューヨークテロ事件の9・11と、東日本大震災の3・11ではないかと思うものです。
東日本大震災から5年。この時期になりますと、報道でその後の特集が組まれます。
福島原発の後処理は40年かかるといわれておりますが、復興の進み具合はいかがでありましょうか。
本県で調べますと、発生から今日まで捜索・救援活動をはじめ、医療活動、落ち着いてからは各種の業務支援で、実人員で3231名、延べ58269名が、名取市を中心に応援に行っておりますが、現在でも県から12名市町から8名が現地に張り付いています。
また本県に避難された方は当初625名でありましたが、5年経った今でも292名の方が滞在しておられます。
うち、35世帯91名の方は、民間賃貸住宅を借りうける形での応急仮設住宅に今なお住んでおられます。
これらの数字を見る時、やはり今回の震災のすごさ大変さというものを感じざるをえませんし、現地に行かなくても引き続きできることがあるんではないかと思うものです。
皆さんの記憶の中での、東日本大震災はどうでありましょうか。
3・11を記憶にとどめると同時に、次世代への教訓を残してゆければと願うものです。