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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第585号 政策の継続性は?

不透明な世界情勢

2017年01月10日

 この20日に新たにアメリカ大統領になる予定のトランプ氏のツイッターが、物議を醸しています。

 アメリカ自動車業界のみならず、トヨタもやり玉に挙げ一種の脅しをかけています。

 オバマ大統領時のTPPからの離脱もほぼ確定のようなので、つい先ごろまで国会で喧々諤々と議論していたのはなんだったんだろうと思いますが、政権が変わったことで、対外政策がこれほど極端に変わるものかということを、見せつけています。

 しかも、それはアメリカのみならず、お隣の韓国でもパククネ政権との従軍慰安婦問題での日韓合意も、既に釜山で新たな像が設置されるなど、先行きが危ぶまれています。

 国内問題で、かって民主党に政権が移った時、新機軸をだそうとしましたが、自民党政権時の政策の継続性に迫られたという経験からして、国内ですら、政策の継続性というものが問われる中で、対外的にこのような政策の断続が行われるというのは、世界情勢が間違いなく変革の時期に入ったと見るべきなのでしょうか。

 今まで以上に、柔軟な意識で世界の動きを注視してゆかなくてはいけない時代であることを、しっかりと認識して政治に対処してゆかねばと感じるものです。

 それにしても、トランプ氏というのは、どう解釈すればいいのでしょうかね。大統領就任後も、同じように破天荒な動きになるのでしょうか、見ものです。