WEEKLY INSIDE STORY
第618号 手話言語条例制定へ
機は熟した・・後は
2017年12月10日
9月議会に続き、この12月議会も会派の代表質問をさせていただきました。
多分石川県議会では20回を超え、ダントツの代表質問回数ではないかと思っておりますが、代表質問権のある第2会派に所属していたお陰かなと思いますが、これも縁であり、感謝しなければと思っております。
さて、その中で石川県としても手話言語条例を制定すべきと提案し、知事も理解を示し、向きな答弁をいただきました。
聴力障害者の障害は視覚障害者の方とかと違って、外観からわかりにくい障害です。しかし、コミニュケーションという極めて人として基本的な事柄に支障があり、その機能を担うのが手話です。
健常者にとっては当たり前の情報伝達機能を保証するこの手話を、きちっと評価し、様々な場所で担保してゆくことを明記するのが、この条例の狙いであり、一日も早い成立を願うものです。
けれども、障害者差別解消法ができて、公的機関は障害者への対応で合理的配慮をしなければならないと義務付けられていますが、十分とは言えませんし、その理解すらまだまだというのが現実です。
従って、条例制定は第1歩であって、それを契機に具体的に障害者対策が前進することが求められていると思っています。
今は条例制定に舵がきられたことを素直に喜びたいと思いますが、ノーマライゼーション社会実現にはまだまだ時間がかかることを忘れてはならないと思う次第です。