WEEKLY INSIDE STORY
第658号 クルーズの次は香港へ
定期便の定着に向けて
2019年01月20日
金沢港に、イタリアコスタ社のクルーズ船が定期的に来るようになり、4年目を迎えています。
当初年間11隻であったものが、翌年には32隻と3倍にもなり、金沢港が日本海側のクルーズの拠点港として一気に注目を浴びるようになりました。
けれども、搭乗率が悪ければすぐ撤退というリスクもあり、県を挙げてクルーズに乗ってほしいという運動を重ね、何とか定着化しつつあるのが現状です。
私自身も体験させていただきましたが、安定的な需要掘り起こしのため、これからも首都圏にも積極的にPR活動を展開してゆく予定です。
そんな中、今年4月から小松空港に香港からの定期便が来ることになりました。
香港からのチャーター便の実績が飛行機を大型化しても搭乗率9割を超え、キャセイパシフィックが定期便化に舵を切っていただいたわけです。
大変うれしい話ですが、発表されていますのは夏ダイヤだけですので、定期便化された時の搭乗率が悪ければ、わずか半年で終わってしまう可能性も否定できません。
そういう意味では、今年は小松香港便をどれだけ利用してもらえるかが、クルーズに次いで県政の大きな課題にもなろうかと思っています。
小松空港の国際化のためには、これも定着させたい訳ですので、今年は知事を筆頭に、折に触れて香港に行ってほしいという声を多く聞くことになるのではと思います。
皆さん、香港へぜひ定期便を利用していただければ幸いです。