WEEKLY INSIDE STORY
第667号 更に下がる投票率
多様な要因
2019年04月20日
統一地方選の第2弾、市町村議会議員選挙の結果も、明日でます。
県議選と同様に、言われますのは投票率の低下傾向です。
地方議会は、ある意味市民生活に密着したテーマを議論しており、身近に感じるべきところでありますが、実際は関心が薄く、またその広報の在り方においても、課題があるのでしょう。
責任の一端は議会にもあり、考えてゆくべきところでありましょうが、日々の行政が順調に推移している証ともいえるのかもしれません。
ただ、私の地元金沢市においては、支店機能が多く住民票があっても地域に関心が薄い方がおられることに加え、高齢化社会の進展から、投票所へ行く足に不都合の方がかなりおられること、福祉施設等に入居され、そのすべがない方もおられることなど、まだ様々な要因があるように思えます。
また18歳に選挙権が引き下げられても、政治家と接することが極めて少ないこれらの年代の方に選びなさいといっても無理があることなども挙げられるでしょう。
従って、単に投票率が低いことを嘆くよりは、原因などを今一度正確に調べることなども重要な時代になっているのではと思いますが、いかがでしょうか。