WEEKLY INSIDE STORY
第680号 ツバメが絶滅危惧種に!?
48年続く総調査から
2019年09月1日
本県では、昭和47年から、ふるさとの環境を見つめ、自然を愛護する心を育てるといった目的で、県内すべての公立小学校の児童らにより、ツバメ総調査というものを行ってきており、今年度で48回目となります。
海外でも同様なことが行われているところもありますが、48回も続いているのは本県だけでありましょう。
今年のその結果が過日委員会で報告があり、ツバメの成鳥確認数が9295羽で、対前年比520羽減、マイナス5.3%でありました。
1年で5%ずつ減れば20年後にはゼロということになります。
みなれたツバメがいつかは絶滅危惧種に指定されるなんてことが、決して起こりえないとはいえない結果でありました。
しかも、48年も継続しておりますので、ピーク時には36000羽が確認できていた事からすれば、これが決して絵空事ではないことを感じさせます。
こんなところにも我々を取り巻く環境の変化というものを、見せつけられた思いでありました。
ツバメを見ることも今一度意識して、幸せと思わなくてはならないかもしれませんね。