WEEKLY INSIDE STORY
第685号 歴史は面白い
前田家は菅原道真の後胤?
2019年10月20日
いま、石川県立歴史博物館では、「加賀前田家と北野天満宮」という特別展を開催しており、過日見てまいりました。
前田家と北野天満宮がどういう関わりがあって、このような特別展になったのか、興味のわくところです。
前田家は、「羽柴」であったり「松平」であったり、時の政権との関係で姓を変えていたようで、3代前田利常から「菅原」姓を名乗り、以来菅原道真を強く崇拝してきているようです。
そして、天神(菅原道真公)御忌50年ごとに前田家は北野天満宮に太刀を奉納しており、今般それらの太刀を直接見ることができました。
? 更に、前田家に天神関係資料が残っており、このことから今回の特別展につながったものと思います。
同時に、金沢市には25天神といって、金沢神社を筆頭に、菅原道真公を祀る神社が25あり、そのうち私の地元に現在の「長田菅原神社」「平岡野神社」「放生寺」「豊田白山神社」と4つもあることを知りました。
身近なところにありながら、改めて歴史のロマンを感じると同時に、前田家のルーツに想いを致した次第です。
この展覧会は、11月4日までやっています。
一度ご覧になってはいかがでしょうか。