WEEKLY INSIDE STORY
第697号 伝統的工芸品の販路拡張は
地方創生EXPOから
2020年02月20日
毎年2月初旬に本県では、東京ドームにおいて、「いしかわ伝統工芸フェア」というものを開催し、首都圏での伝統的工芸品のPR販売を行っており、今年で25回目を迎えました。
経済産業省が指定した「伝統的工芸品」はきちっとした定義があり、本県では加賀友禅・九谷焼・輪島塗など10品目、東京・京都・新潟に次ぐ多さです。
全国では、1品目しかない都道府県もあり、石川であたりまえの伝統的工芸品の多さも、実は希少であることを実感させられます。
しかし、この伝統的工芸品の生産額・従業員数は右肩下がりであり、その販路拡張が大きな命題となっています。
その販路を海外にということが当然期待されるわけでありますが、中小零細企業にとって決して簡単に飛びつける話ではありません。
そんな中、地方創生EXPOというものが過日千葉県幕張メッセであり、その中で海外輸出をワンストップで請け負う民間企業の出店もありました。
組合でといった話ではなかなかまとめるまで大変ですが、1個人としても海外に挑戦してみるそんな機会を与えてくれるのではと思ったものです。
国でも県でもアンテナショップを海外に展開しておりますが、おおのずと限りがあり、このような民間のアイデアの更なる発展を望むものでした。