WEEKLY INSIDE STORY
第723号 次なるステージに向けて
新型コロナウイルス
2020年11月10日
連日、新型コロナウイルスの第3波ともいうべき感染拡大が報道され、特に札幌を中心とした北海道の深刻さが注目されています。
かねてよりメルマガでも触れてきましたように、我が国にとってはSARSやMERSを経験せず、今回のようなウイルス感染症は近年初体験です。
最初の感染者が2月でしたからまだ1年経っておらず、初めての冬を迎えることになります。
このウイルスは、寒さの中では寿命が長くなるといわれておりますので、冬を目前にして今後収束の方向にすんなりいくのか、はたまた拡大となるのか、大変気になるところであります。
そのようなことを考えますと、新型コロナウイルス対策は、今年の冬を経験して初めて1年のサイクル全体をみることができるといえます。
一方、ワクチンも国の方針では全国民に行きわたるだけの量を確保するとされておりますが、ワクチンそのものの効能がまだ明確にはされておりません。
その効能次第で、いつ、だれにといった選択の判断が大きく違ってくるでしょう。
ワクチンへの期待は高いわけですが、もうしばらく世界での開発状況を見てゆく必要性があります。
なにはともあれ、新型コロナウイルス対策も、次なるステージでの推移を注視しつつ、これで十分なのかしっかりと判断してゆかなくてはいけないのではないでしょうか。