WEEKLY INSIDE STORY
第744号 総理に言っても、アンケートを行っても
オリンピックまであと40日余
2021年06月10日
テレビで、連日東京五輪まであと何日という広報がなされておりますが、気が付けばあと1か月余り。
今なお、国民のアンケートでは中止すべきとの声が多く、また国会でもどういう状況になったら、中止がありうるのかといった質問がなされています。
しかし、菅総理自ら、開催等の権限はIOCが持っていると答弁しており、そもそも質問なり疑問をぶつける相手が違うのではと思ってしまいます。
間違いなく刻々と日が過ぎてゆきますので、不満をぶつけるより、どうしたらより安全な大会が開催できるのかを考えるべきではないかと思います。
この時期になってなお、開催のための準備をされていた選手のみならず、事前合宿受け入れ自治体、ボランティア、宿泊準備をしているホテルなど、多くの関係者に中途半端な状態を強いることのほうが問題ではないでしょうか。
海外からの来訪者による感染リスクはゼロに抑え込むことは難しいのかもしれません。しかし、我が国でも緊急事態宣言がでても、減らすことしかできないのですから。
むしろ、現状では海外からの方への水際対策の方がより、ピリピリした形で行っているものと思います。
新型コロナウイルスへのワクチンは、十分効果を示しているようでありますし、今後も世界の医学レベルを信じて、オリンピックを迎えたいと思うのですが、どうでしょうか。