WEEKLY INSIDE STORY
第745号 住みよさランキング上位の常連に
石川県金沢・周辺市
2021年06月20日
東洋経済新報社が発刊している「都市データパック」が本年度も出版され、その中で1993年より毎年公表している「住みよさランキング2021」で、2年連続日本一になったのが、金沢市のお隣、「野々市市」であります。
しかも、ベスト20の中でいうと、白山市・金沢市・小松市・能美市・かほく市が同様に2年連続名前を連ねています。
東京都の23区他、全国の市区合計812都市の中でのランキングでありますから、本県の魅力発信という意味では、嬉しい数字であります。
勿論、算出指標は「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」に関する20項目であり、この評価項目を変えれば一気にランキングは変わってしまいます。
しかも、野々市市は人口当たり大規模小売店店舗面積がダントツなのですが、そのことは地域商店街の存廃や、高齢者にとっての利便性はどうかというと、すべてプラスというわけではありません。
若いファミリー世代にとって、特に住みやすい街ということになるのでしょうが、現在野々市市の地価は金沢市と何ら遜色ありません。
やはり、我々は、その数字の裏側もしっかりと検証し、より広い視野から、都市政策というものを考えてゆかなくてはいけないものと思っておりますが、とりあえすそのことはさておき、全国ランキングに名前が載るということは、大いにいいこととして、評価し、PR材料として活用すべきものではないでしょうか。