WEEKLY INSIDE STORY
第749号 うれしさも半分?
感染拡大の中、オリンピックスタート
2021年08月1日
とうとう東京オリンピックが開催され、連日我が国の金メダルラッシュに沸いています。
やはり、地元開催という地の利があるのでしょうか、テレビのチャンネルを回しながら、様々な競技を観戦しています。
しかし、一方でデルタ株の影響か、国内感染が10000人を超え、本県でもふたたび「まん延防止等重点措置」の適用となりました。
せっかくの各選手の頑張りにもいまいち嬉しさが少ないのは、やはり感染症の影響でありましょうか、嬉しさ半分といった気持ちは否めません。
皆様はいかがでありましょうか。
人口113万人余りの本県での感染者数は、人口比でいえば突出しているように思えますが、なぜなのかと考えますと、一因として挙げられるのは、3密状態のエリアを抱えていることではないかと思います。
北陸新幹線開業以来、多くの観光客が訪れ、金沢駅・近江町市場・東山などは、首都圏の人でごった返すエリアと何ら遜色がないくらいの人込みになることがあります。
首都圏での感染が拡大すると遅れて地方に波及するといわれておりますが、その地方における偏りがある原因が、この3密エリアを抱えた金沢の特徴であり、本県での感染者数の中の大半を金沢が占めている原因ではないでしょうか。
北陸新幹線開業効果の金沢独り勝ちなんて言われることもありますが、逆に今回は多大なマイナス影響となっているとすれば、いいことと悪いことは裏腹にあるということを忘れてはいけないということではないでしょうか。