WEEKLY INSIDE STORY
第754号 第6波はくるのか?
まだまだ不透明
2021年09月20日
本県では、まん延防止等重点措置の適用が9月いっぱいまで延長されました。
しかし、デルタ株の感染力の強さのせいか、飲食店等への規制をかけながらも、思ったほど順調に減少しているとはいいがたいのが現状です。
しかし、ワクチン接種を市町と県が協力して進めており、全国の中では進捗状況がいいほうで、この接種率が高まることで、しっかりとした収束に向かうのではと期待されております。
ただ心配なのは、現在本県ではほとんどデルタ株に置き換わっておりますが、デルタの次のイプシロンから8番後のミューまで話題になっております新たな変異株が、どういうウイルスかということが、不透明なことが問題です。
医学の進歩の中で、スパイクたんぱく質のどの部分が変異したかなんてことが解析できる時代になってきておりますので、それに呼応する新たなワクチン開発も容易にできるとは思いますが、従来のインフルエンザと同等のレベルになるには、まだ時間がかかりそうであります。
またウイルスは寒さには強いので、これからの季節、一層心配が募ります。
専門家の方々が、ウイルスとの戦いはまだ当分続くといったことを注意喚起しておられますが、お互いに気を緩めることなく、引き続き対応してゆかなくてはなりません。
先が見えないというのは、本当に大変ですが、緊張感をもちながらも、ゆったりとした心持を維持してゆきたいものであります。