WEEKLY INSIDE STORY
第755号 どこが違うのか?
全国学力テストで本県が全教科トップ
2021年10月1日
8月末、小学校6年生と中学3年生を対象にした文部科学省の全国学力調査の結果が公表され、本県の平均正答率がすべての教科において全国トップということになりました。
たぶん、全教科トップというのは初めてであり、驚きと共に嬉しい限りであります。
かっては、秋田県などがトップの時もあり、視察時に詳細をお聞きしたこともありましたが、やはり少人数学級の成果かなと思っておりました。
しかし、本県はとりわけ少人数学級が進んでいるわけではなく、県は日頃からの金沢大学との連携、そして教員・生徒さんの頑張りがその要因と述べています。
一方、現場では大学受験の「傾向と対策」ではないですが、授業中に過去問題等への取り組みを時間を割いて行っているとのことで、ある意味学力テストに強くなるよう指導されているという見方もあるそうです。
勿論、学力テストがすべてではないですが、全国トップというのは、本県をアピールするという点では、評価すべきでありましょう。
このことが、優秀な人材を輩出してゆく中で、意義あるものになってゆくことを期待したいものであります。